方向性を探る、
綿密なヒアリングとリサーチ

まず、ロゴとWEBサイト、両方の制作を視野に入れた綿密なヒアリングを行いました。私たちdas.がパンタレイ様をよく理解することが不可欠であると考え、起業に至るまでの経緯や事業の成り立ち、ビジョンなど、事細かなものまでお聞きしました。その上で、他の大学発のベンチャー企業や同業界企業の表現をリサーチし、適切な方向性を探りました。
今回のリニューアルの目的は「パンタレイ様の技術を応用して製品を作りたいと考える企業・団体様からの問い合わせを増やすこと」。
表現としては、同業界のトレンドを押さえつつ、差別化を図る方向で進めました。


ヒアリング後にご提案した提案書の一部

スペックから利用シーンまで、
3Dモデルを駆使して魅力的に魅せる

新しい動力技術を用いた、小型風力発電の開発を進めるパンタレイ様。
技術は確立されていたものの製品としては開発途中であったため、設計図から起こした3Dモデルデータを使用し、WEB上で動かす案をご提案しました。この動画の部分でこだわったのは、風力発電に詳しくない方が見ても、この技術の先進性や将来性の高さが伝わるようにすること。スペックだけでなく、製品が活用される具体的なシーンを盛り込み、パンタレイ様の技術や製品が作り出す、サステナブルで心地良い未来を表現しました。

開発中のポータブル風力発電機


プロダクトのモデリングや利用シーンはblenderで制作

定義から業界比較まで、
丁寧な検討を重ねて提案したコーポレートロゴ

コーポレートロゴリニューアルのご提案は、WEBサイトのデザイン提案と並行して行いました。ロゴの基本的な定義から、同業界企業のリサーチから導き出した傾向や比較まで、丁寧な検討を重ね、その過程をパンタレイ様と共有。
直感的な良さだけでなく、総合的に判断していただけるよう心掛けました。
また、「パンタレイ様らしさ」なるものも、ここまでのヒアリングで得た情報を元に再定義。同業界のトレンドを踏まえて、独自性のあるロゴをご提案することができました。 

WEBサイト制作の一環として、
掲載内容の精査や言語化に取り組む

 今回のリニューアルは、技術開発から製品化へと移行する、パンタレイ様の事業展開のタイミングに合わせたもの。そのため、これまでの技術開発段階の内容を伝えていた既存のWEBサイトには技術者向けの表現が多く、事業内容の説明も難解な部分がありました。
今後のターゲットは、グリーンエネルギー全般に興味のある企業や個人の方。

この方々にとって分かりやすい内容にする必要があったため、WEBサイト制作の一環として掲載内容の精査や事業内容の言語化にも取り組みました。

パンタレイ様からは、das.の取り組み全般に対して「クオリティーの高いアウトプットで一同感謝しております」と有り難いお言葉をいただきました。

今回のリニューアルを機にパンタレイ様の事業がより広域で多面的に展開していくことを願っています。

専門的な事業説明を視覚的に表現するためにレオロジー事業の計測機器なども撮影して活用