豊島区

豊島区「いけぶくろウォーカブルCONCEPT BOOK」

カタログ・パンフレット / Area Branding

次代の社会づくりに、新たな価値を提供し続ける総合建設コンサルタント・オリエンタルコンサルタンツ様と共に、豊島区「いけぶくろウォーカブルCONCEPT BOOK」制作に取り組みました。「ウォーカブル(walkable)」とは、「歩く」を意味する「walk」と「できる」の「able」を組み合わせた造語です。文字通り、「歩きやすい」「歩きたくなる」といった意味を持っていて、車中心だった都市から、人中心の都市へとシフトするための言葉として、世界中で注目されています。

STORY

「分かりやすく伝える」ために、情報を整理

2015年の本庁舎建設・移転を皮切りに、4つの公園を中心としたまちづくりなど、公共空間の活用によって歩行者優先のまちづくりを進めてきた豊島区。2022年の区制90周年を機に、これまで進めてきた歩行者優先で回遊性の高いまちづくりを「ウォーカブルなまちづくり」として、さらに推進することになりました。

「人」が主役になる「ウォーカブルなまちづくり」を豊島区民の皆様をはじめ、事業者の方々に分かりやすく伝えることが、本プロジェクトの目的でした。

基となる資料は全16ページにわたり、豊島区が目指すまちづくりの基本理念・基本方針、取り組みのテーマなど、詳細な情報が掲載されていました。「分かりやすく伝える」ために、まずは情報を削ぎ落とし、伝えたいポイントを絞りました。加えて、読み手に「自分ごと」だと感じてもらえるように構成しています。まだ聞きなれない人に向けて、「ウォーカブル」を簡潔に説明し、ウォーカブルに取り組む理由も紹介。基本的なことを押さえて情報を掲載しています。また、現実的に進んでいるもの、すでに進行中の取り組みなど、うまくバランスを取って誌面に落とし込んでいます。

まちづくりをイメージできるイラストと誌面デザイン

情報を整理し、視覚的にも「ウォーカブルなまちづくり」が伝わるように誌面をデザインしています。巻頭ページのイラストは、向かうべき未来と現在を接続するようなイメージで制作しました。すでに豊島区に存在する建物や公園だけでなく、「こうなったらいいな」という未来の豊島区の姿もイラストで表現しています。豊島区は多様性を尊重し合えるまちでもあるので、大人から子供まで、国籍も問わないようなイメージのイラストも配しています。豊島区の取り組みをリサーチする中で、カラフルで元気な印象を受けたので、全体的な色数を増やして活気のある誌面デザインに仕上げました。

 

手に取ってもらって、イラストから伝わるワクワク感や楽しさが感じられるような一冊を目指しました。この「いけぶくろウォーカブルCONCEPT BOOK」をきっかけに、豊島区の「ウォーカブルなまちづくり」が推進されることを期待しています。


TEAM

ART DIRECTOR/DESIGNER:
K.KAMIYAMA
ILLUSTRATOR:
H.ARAKI
CREATIVE DIRECTOR/COPY WRITER:
M.YAMAKURA
ACCOUNT EXECUTIVE:
Oriental Consultants H.AOKI※社外

MEMBERS

M.Yamakura

Creative Director

M.Yamakura

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