「学ぶ」の先の「実践」を目指す学習体験プログラム

6月に内田洋行様に入社した66名の新入社員の研修として2日間開催された「UCHIDA DESIGN CAMP」。
ユーザー視点の思考法「人間中心デザイン」の基礎を学ぶだけでなく、配属後の実務に活かすことを見据えた実践型の学習体験プログラムを設計しました。

①事前学習＋座学
事前に「人間中心デザイン」の概要を学べる学習資料をNotionで配布。
研修の冒頭に事前学習内容を振り返りながら講義を行うことで、限られた時間の中で効率的な学習内容の理解促進を目指しました。

②グループワーク
66名の参加者を14チームに分け、グループワークを実施。
インタビュー・分析・ペルソナ作成などのワークを通して、自ら頭と手を動かしながら人間中心デザインを学びながら実践。
慣れないワークに戸惑う場面も見られましたが、全チームにdas.のファシリテーターが1名ずつ参加し、コミュニケーションをとりながら進行をサポートしました。




③アクティングアウト
最終日はチームごとにテーマに対する課題解決のアイディアをアクティングアウト（作成したコンセプトを演劇のように演じることで気づきや振り返る手法）で発表。
チームごとにアクティングアウトの様子を動画で撮影し、プレゼンを行いました。




④アウトプットの共有＋関連図書の共有
研修終了後、当日利用した資料の配布や、ステップアップできる関連図書をご紹介しました。アンケートでいただいた質問に対しても回答を行い「受けっぱなし」の研修ではなく、関心を持った方はさらに学びを深める研修を目指しました。

双方向のコミュニケーションで活気ある研修に

メイン会場とサブ会場の2拠点をZOOMでつなぐサテライト方式で開催された本研修では、ZOOMやコメントスクリーンといったオンラインツールをフル活用し、参加会場に関わらず講師・参加者が双方向でコミュニケーションが取れる環境をデザイン。
参加者が手元のスマートフォンで入力した講義の不明点やリアクションがリアルタイムでスクリーンに反映され、終始活発な雰囲気で研修が行われました。

オリジナルデザインのワークツールでワクワクを演出

デザイン会社の強みを活かし、ワークで使用するツールは「UCHIDA DESIGN CAMP」オリジナルデザインで制作しました。
探検隊をモチーフにしたメインビジュアルは、ワークやインタビューを通してユーザーのニーズを探していく参加者の様子をイメージ。
明るいデザインのポスターやシートで参加者のモチベーションを上げ、リラックスできる明るい空気を演出しました。

研修の最後にお土産として配布したオリジナルシールは大好評。
2日間という短い日程の中、デザインツールはdas.と参加者をつなぐコミュニケーションの架け橋になりました。

定量／定性を組み合わせた評価で振り返り

効果が見えにくい研修を評価するため、研修前後でアンケートを実施し効果の振り返りを実施。
参加者の約9割が「今回の研修が役立った」と回答し、アンケートの各項目でも数値の上昇がみられました。

■研修参加者のコメント抜粋
「顧客のニーズを分析して提案することをワークショップを通して体験できた」
「頭を使う内容だったが、順序立てて考えれば、とても分かりやすい結果が見えた」
「コメントシステムが画期的で、同期と積極的にコミュニケーションを取ることが出来ました」
「本当のニーズを汲み取って本当に必要なもの提供するための練習ができた」
「営業のヒアリングで必要なことなので、今後の営業活動で活用できそう」
「dasの明るい雰囲気が楽しかったです」
「班ごとにサポートしてくださる社員さんがいて、スムーズに議論を進めることができました」